【イベント】父の日 ギフト特集
今年の父の日は『 6月18日 』。日頃はなかなか伝えられない「ありがとう」の気持ちを伝える贈り物に、結城紬はいかがでしょうか。シルク100%でありながら、光沢は控えめで肌心地がよく、日常使いの中の上質感があります。長く使えて、年月が経つほどにさらに肌触りが良くなっていきます。
結城紬の2000年と言われる長い歴史の中でも、明治初期までは男性の着物として着られてきました。江戸時代以降、「結城紬」の呼び名が生まれますが、その頃にはすでに紬の中で結城紬が最上品と認められ、縞柄も登場して、「粋」という概念とともに結城紬は江戸の町で人気を博します。そして、明治の文学には男物の衣装として表現されている。夏目漱石の「吾輩は猫である」の猫の飼い主がいつも着ているのは結城紬の綿入れで、川端康成の「舞姫」では“結城のいい蚊がすりを見て…”、森鴎外の「百物語」では“結城紬の単衣に縞絽の羽織を着た…”と表現され、当時の結城紬に対する評判を知ることができます。明治後半になると西洋化に伴い、男性が洋服を着るようになり、結城紬は徐々に女性もののおしゃれ着へと次第に変化していき、絣(図案に合わせて経糸か緯糸、または両方の糸を前もって染め、これを織り合せることによりできた柄を言います)の製織技術が高まり、結城紬の代表的な絣である、亀甲絣も登場するのです。
世代を超えて人と人を結ぶ、時代の変化の中でも古びない、素材の力が生きている上質な布。糸の太さや密度、織り方、デザインを工夫することで、暮らしの中で身近に使えるものづくりをしています。風合いの秘密である真綿の糸はとても扱いが難しいため、機械での機織りが一般的になった今ではほとんど知られていません。真綿糸を扱える、結城紬産地の熟練した職人の手によって、世にも珍しい“ふんわりした”絹ができあがるのです。絹という自然の恵みと、脈々と受け継がれてきた産地の技が活きた製品です。結城紬を大切な方への贈り物として喜んでいただいており、身近に、気軽に、ときおり悠久の歴史と技に思いを馳せて、お使い頂ければ幸いです。(商品の多くは結城紬の中でも、石下結城紬の産地にて製織しています。)
つむぎの館のスタッフがオススメする、父の日のギフトアイテムはこちらです。
【ご利用ガイド】商品の引き渡し時期は、配送のご依頼を受けてから7営業日以内に発送いたします。※6/18までに到着を希望など、お急ぎや日時指定を希望される場合はカートページの「備考欄」にその旨ご記入ください。(直前のご購入でご希望に添えない場合はご了承くださいませ。)
結城紬 育てるショール
男女兼用でお使い頂け、身体をやさしく包みこんでくれます。驚くほどに軽く、肌心地の良い結城紬の育てるショールです。 年月とともに風合いが良くなり、生地感を「育てる」ことができます。
色 :<色無地>ほの / 玄兎 / 朝霧草 / うらら / 縹 / 天満月 / おぼろ <網代>折々 / 糸雨 / かさね / 呼応 価格 : ¥19,800(税込)
結城紬 一年中ショール 広幅ショール 風まとうショール
着物の布づくりで培った技術を進化させた、春~秋にお使い頂ける薄手のショールです。カラーバリエーションが揃い、屋外では紫外線対策として、夏は冷房よけとしてなど一年中肌をやさしく包み込んでくれます。小さくたためるため、バックに入れてもかさばりません。
一年中ショール 色 : <色無地>清ら / 花雨 / 翅 / 氷重 / 黄柳 / 薄花桜 <網代>折々 / 糸雨 / かさね / 呼応 価格 : ¥19,800(税込)
結城紬本来の魅力である織りによる表現や、真綿からつむがれた糸ならではの特性を最大限に引き出した大判ショール。織機にかかった糸がよろこびに満ちているようにやさしい艶を放ちます。装いの仕上げの一枚に、季節を問わずお楽しみいただけます。
広幅ショール 装シリーズ 色 : 園 / しじま 価格 : ¥55,000(税込)
柔らかな肌触りは真綿(絹)の糸が空気を含み、不均一のゆらぎがあり、まるで心地よい風をまとう感覚のショールに織り上がりました。
風まとうショール 色:凪 / えにし / 洋墨 価格 : ¥19,800(税込)
小物
ギフトラッピングをご用意しています。
結城紬のショールはYUKI OKUJUNのブランドロゴが箔押しされ、表情のある白い厚紙でできたしっかりしたギフトボックスです。
【箱の種類】大:365×275×37mm 商品:結城紬 真綿まとうショール、本場結城紬 広幅ショール
小:250×250×27mm 商品:上記以外のショール